ショック・ドゥ・フューチャー

音楽映画であり青春映画でありフェミニズム映画だ

エレクトロミュージック全盛期を目前に控えた1978年代、フランス。
若手ミュージシャンのアナは依頼されたCMの作曲に取り掛かるが、納得のいく仕事ができずにいた。そんなある日、アナは見たこともない日本製の電子楽器に出会い、理想のサウンドへのヒントを得る。
起き抜けに主人公がSupernatureで踊りまくる映画って最高じゃない?
Supernatureという曲は何年か前のトランクホテルかコンタクトで行われたMildBunchでDJが流していて気持ちよく踊った記憶があった
とにかく主人公のアナは何か新しい音楽を作りたい。革命を起こしたいと躍起になっていて、でも何か足りない。何が足りないのかわからない。スランプ状態に陥っている所に日本製のリズムマシン"Roland CR-78"に出会う。
アナが求めていた"何か"はその機材にはあって、これだ!っていう表情なんか何かとんでもない事が起きるぞって感じでワクワクした。
このこれだ!っていう表情が好きだから青春映画が好きなんだって確信させてくれる作品だった
この映画のレビューでアナのクリエイターとしての姿勢にイライラするとか甘ったれとかそういう意見わりと多くみたけど何を言ってんだと
青春映画の主人公は甘ったれでだらしなくて基本クズだろ。完璧な人間を映す演出の映画なんて観たくねえ
だからお前らのレビューは見ててもつまんねーんだよ。とここで反論させていただきます
あくまでエレクトロミュージックの全盛期前の立役者の話でこの映画で主人公がスターの階段を駆け上がるとかそういう話ではない。それがリアルだったしクールだった。
ファッション的アイコン映画の要素もあってまた観たくなる中毒性がある。