ビーチバム まじめに不真面目


酒と女とドラッグでヨレまくってる“燃え尽き症候群”でありながら反骨心を持ち続ける、天才詩人MOONDOGの再起の旅路。主演はマシュー・マコノヒー、その脇を固めるのはスヌープ・ドッグやマーティン・ローレンスなど濃いめのメンツ。「俺はただ自由でいつづけたいんだ」。なんだか色々、窮屈さを感じる今の日本。真っ直ぐなMOONDOGの言葉が刺さる。無茶苦茶な振る舞いを笑い飛ばしながら、どこかで真面目にMOONDOGのピュアな部分に共感してしまう映画。さすがはハーモニー・コリン監督らしい、ダーティなユーモアでゆるっと最後まで進んでいく映画。


マシュー・マコノヒー演じるMOONDOGはとにかく愛しく魅力あふれるキャラクターなのだが、作品から本当に詩集まで出している。国内では軒並みソールドアウト。どこかで見つけたら必ず手に入れたい。


「MOONDOGはキーウエスト史上もっとも優れた詩人だ。この本を数ページ読んだだけだけど、全てが素晴らしい」
ーハーモニー・コリン